【雑記:斜位】VDTの近業と激しい頭痛/吐き気 コスパ重視のメガネ使用の末路
今回は料理とは関係のない記事です。
「斜位」の意味と、
「斜位」の補正と頭痛の対策について経験談を交えながら解説します。
重要な対策は、メガネ、パソコン作業環境、定期的な休憩です。
先日、仕事中に激しい頭痛に見舞われ、仕事の継続ができず早退する羽目に。
頭痛はこれまでもあり、偏頭痛持ちなので、通常だと薬で抑えるところですが、今回は様子が違っていました。
メールを打とうとしても、見たい部分の視野が欠け、打ち込んでいる文字自体が見えない。
さらに、打ち込みたい言葉や文章は思いつくのですが、それが実際に意味のある文字として打ち込むことができず、喋る時にも言葉うまく出てこないという初めての症状。
これはおかしいということで脳神経内科を受診。
CTを撮ったところ、脳自体には問題はなく、問題は眼軸。目の向きでした。
明らかに左右で見ている方向が異なるのです。
診断は「斜位」による眼精疲労から生じる偏頭痛。
斜位とは、通常対象物に寄り目をして焦点を合わせようとするところを、片目の向きが対象物からズレてしまうことを言います。
普通の人でも多少は傾向があるようですが、私の場合、眼軸のズレが大きいようでした。
通常であれば、左右で見えている像はほとんど一致しており、脳内に投影されてもそこにはずれはない。あったとしても、適切に処理されることで、3次元像として、人は認識します。
斜位の場合、左右で見えている像が極端に違っているため、それを脳内や眼筋で無理に補おうとするため、肩こり、首こりや頭痛に繋がるとのこと。
特に、VDTのような近業は、対象物が近くなる分、左右の目の幅に対してより近くに焦点を合わせる必要があり、寄り目をする角度が大きくなります。結果、通常の生活よりも目に負担がかかることになります。
私の場合は、ここ一年で職制が変わったため、研究開発の実験操作がメインだったところをデスクワーク中心となり、1日のほとんどをパソコン作業になっていました。
加えて、コロナ前は出張が多かったため、出先での作業環境を変えたくないこと、コロナ後は在宅勤務で、自宅での作業環境を仕事場と変えたくなかったため、あえて、大きなモニターを使わずにノートパソコンの小さい画面で作業をしていたことも、悪化させた要因のようです。
予防アイテムとして、メガネが重要です。
眼軸がずれているため、これを解消するには、メガネにプリズムを入れ、寄り目度合いを補正する必要があります。
ちゃんとしたメガネの専門店であれば、眼軸の測定を行い、その人にあったレンズを作製することができます。
費用も人によりますが、通常のレンズに両目で5000円プラス程度。
あのひどい頭痛と視野の欠けという恐怖に比べると、安いものです。
大学生で自分でメガネを購入するようになり、費用面からZ◯NSのメガネを使用していました。
極度な近視であるため、若い時は度数も悪くなりやすく、一年に一度はレンズを交換せざるを得ないため、妥当な判断ではありました。
しかし、30代になるとほとんど視力も変わらなくなってきましたが、相変わらず、Z◯NSのメガネを使い続けていました。理由はやはり、コスト。
これが仇となりました。
早速、医者に紹介されたメガネ屋に訪問。プリズム入りのメガネを作製。
私の場合は、片目の方がよく見えすぎていたため、その度数も補正しました。
さらに、パソコン作業環境も改善。
大きなモニターを購入し、自宅ではエルゴトロンのモニターアームを使ってできる限り壁際に設置。画面までの距離をできるだけ離した状態で作業できる環境を整えました。
また、基本ですが、休憩も大切です。
デスクワークは集中力が保てば、何時間も続けられますが、1時間に5分程度は目を休めるために休憩を取るように心がけています。
または、遂に近眼が悪化して、網膜剥離になったか??
など、あの時は色々な悪い予想が頭を過ぎりました。
あの恐怖を二度と体験しないために、できるところは対策を継続していこうと思っています。
もしも偏頭痛や首、肩のこりに悩んでいるのであれば、今使用しているメガネを見直すのも良いかも知れません。
それだけでも生活のクオリティが劇的に改善されるかも。
この記事が、同じ悩みの人のお役に立てれば、嬉しいです。
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