【雑記】3ヶ月使用レビュー:ドラム式洗濯乾燥機 日立BD-NX120F
3ヶ月使用レビュー
ドラム式洗濯乾燥機 日立BD-NX120F
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【概要】
妻の妊娠を機に洗濯機を買い替えました。
Youtubeなどでも満足度が高いと話題の乾燥機能付きのドラム式洗濯機を狙って色々調べて行きましたが、さんざん悩んだ末に結局、設置場所の制限により日立の最上位モデルBD-NX120Fになりました。
ネットでは色々と書かれており、一抹の不安もありましたが、思い切って購入。
ちょっとしたところを自分で調整すれば、さほど問題なし。乾燥機能も十分です。
結果としては大満足です。
今回は購入3ヶ月での使用感をご紹介します。
問題になっている下水臭の対応策についても説明します。
【記事の項目】
・基本スペックと特徴
・購入の経緯と日立を選択した理由
・使用時の注意点:洗濯ネット、下水臭
・使用感
・まとめ
・参考にした情報源
【基本スペック】
他の代表的な乾燥機能付きドラム式洗濯機のメーカー最上位機種との比較表はシャチパンさんのYoutubeが最もまとまっていて見やすいですので、そちらに譲ります。
【ドラム式洗濯機おすすめ2021】大手4社の強み、弱みとは?【レビュー比較分析】 - YouTube
基本スペックとしては以下の通り。
・容量:洗濯=12kg、乾燥=7kg
・外寸:735x620x1070(cm、幅x奥x高)
・運動音:34/37/48(dB、洗濯/脱水/乾燥、インバーター式)
・乾燥機能:ヒートリサイクル
・光熱費:44.5円(洗濯〜乾燥、シャチパンさん動画より)
・タンク容量:洗剤=1000mL、柔軟剤=700mL
・価格:22万円前後
・機能
洗剤/柔軟剤の自動投入=搭載
洗濯機能=AIお洗濯、温水ナイアガラ洗浄、
乾燥機能=風アイロン、2way除湿方式(重要!)
その他=非液晶タッチボタン、洗濯コンシェルジュ、スチームアイロン
【購入した経緯と日立を選択した理由】
・購入した経緯
これまでは5年前くらいの縦型洗濯機を使用していました。
当然、洗剤/柔軟剤の自動投入機能もなく、乾燥機能もついていません。
除湿機を使って、部屋一つを洗濯部屋としていました。
除湿機の性能が良いため半日で乾きますし、特に不満なく使用できていましたが、この春に妻が妊娠。
子供を迎えるにあたり、部屋の家具配置を見直す上で、リビングを広くするために洗濯物部屋に本棚などを移動する必要が出てきてしまいました。
これまで通り部屋干しでは一時的にしろ湿度が上がるため乾燥機の購入を検討し始めました。(過去に低スペック除湿機使用時にカビを生やした経験あり)
・日立を選択した理由
①洗濯物乾燥機の検討
まず検討したのが、洗濯機とは別で乾燥機を導入することです。
こちらも各社色々な製品が出ていますし、導入コストも10万円未満と割安です。
専用の台に乗せれば、洗濯機の上にも設置することができます。
しかし、使う度に乾燥機自体の掃除が必要なのと、設置位置が高くなるため使い勝手が悪くなること、また結局洗濯後に乾燥機に詰め込む作業が必要なため、導入は見送りました。
②日立のBD-NX120Fにした理由
結論から言ってしまうと、洗剤/柔軟剤自動投入機能が付いているもので、我が家に導入できるサイズがこれしかなかったからです。
我が家の洗濯機置き場のスペースは奥行きがあまりなく、壁から水漏れ防止パンの内側までで58cm。この条件で入るのは奥行きが小さい日立のBD-NX120Fしかありませんでした。
設置する時は足の位置が重要です。 日立のBD-NX120F場合は、背面から前足まで56cmです。脱水する際の振動を考慮すると、壁から1cm以上離す必要がありますのでぴったりサイズ。
他のメーカーのものでは、57cmや58cmくらい。ギリギリ入らず、泣く泣く諦めました。
ちなみに蛇口までの高さは121cm以上必要ですが、我が家の蛇口は万能ホース水栓にストッパー付き水栓部品がついており、設置が可能になっています。
治具を購入すれば、106cm未満の場所に蛇口があっても設置可能になるケースがありますので、諦めずに。
洗濯機・衣類乾燥機:洗濯機を選ぶ前にココをチェック!:日立の家電品
詳細は、メーカーの据付説明書を参照してください。
各社各様ですが、”取扱”説明書とは別に”据付”説明書があります。
足の高さ調整用のブロックなどもあるようです。場合によってはこちらを使用するのも良いかも知れません。
シャチパンさんの動画を見ても分かるように、奥行きを小さめに抑えているラインナップを持っているのは、日立だけです。日本の住宅事情から、何か戦略があるのかも知れないですね。流石は、洗濯機のリードカンパニーです!
【使用時の注意】
①洗濯ネットの使用
他のメーカーのドラム式洗濯機の同様ですが、小さい子供の靴下などの小物をそのまま洗濯すると、ドラムの隙間に挟まり故障の原因になるとのこと。
その対策として、洗濯ネットの使用が推奨されていますが、ここで注意が必要です。
網の目が小さいネットを使用すると、乾燥時に風が入っていかず、生乾きになります。
どんなに小さい物でも、入れてる量が少なくても例外なく、生乾きになります。
洗濯ネットを使用する際には、目の大きなネットを使用しましょう。
また、洗濯ネットを使用すると、確実にシワになります。
当然と言えば、当然ですが。これまで縦型の洗濯機を使用していて、ほとんどのものはネットに入れて洗濯していたため、最初は全てシワになり、生乾きでした笑
ドラム式は優しく洗うため、衣類の摩耗も縦型よりはマシですので、小物以外はネットに入れず、そのまま洗濯することをお勧めします。
②下水臭について
2020年モデルのBD-NX120Fで問題になっているのが、下水臭ですね。
少し調べてみると、日立の物では下水臭に関するトラブルでかなり評価を落としているみたいです。
洗濯機として致命的なようですが、我が家では全く問題ありませんでした。
鉄筋コンクリートのマンションで、換気扇を付けると陰圧となり、玄関の扉を開けるのにも力が必要なくらい気密性が高い住居ですが、下水臭は全くしません。
一部では、気密性の高いマンションではお勧めできないとの記載もありますが、設定を変えて、使い方に気をつければ問題ありません。
対応策
・購入直後に除湿方式を「空冷除湿方式」→「水冷除湿方式」に変更する。
電源を入れて、乾燥ボタンを3秒以上タッチすると、ピーと音がなり、表示が「0」になる。
・乾燥時にも蛇口を開ける。
「ヒートリサイクル方式」×「空冷除湿方式」×「乾燥時に蛇口を閉めること」×「気密性の高い住居」
この4つの要素が重なることで下水臭が生じるようです。
4つの要素のどれかを解消すれば、解決します。
排水溝には、トラップに水を溜めることで下水からの臭気を遮断しています。
ヒートリサイクル方式は他社に比べると、排気の温度が高くなるため、そのまま排水溝に排気を排出すると、トラップの水が蒸発してなくなることで、乾燥後に下水臭が洗濯槽内に入り込み、洗濯物に臭いがついてしまうようです。
排気の温度を下げれば解決しますが、工場出荷時には節水性の高い「空冷除湿方式」になっています。空冷では冷却が不十分であり、トラップに溜まった水は蒸発してしまいます。
設計上もここは考慮されており、乾燥時に水を排出して、トラップを維持するようにプログラムをされていますが、蛇口がしまっていると、水が排出されずにトラップは破られたまま、下水臭の逆流を招きます。
ヒートリサイクル方式と住居の気密性は変えられませんが、「水冷除湿方式」にして、常に蛇口を開けておけば、下水臭の心配はほとんどありません。
日立も最初から水冷除湿方式を工場出荷設定にしてくれればいいんですがねぇ。。。節水性を強調したいのか。。。
【使用感】
・洗剤/柔軟剤自動投入機能
他の人のレビューにもあるように、洗剤/柔軟剤自動投入機能は地味に便利です。
慣れてしまえば、こんなもんかという感じですが、いちいち量を測り取る必要もなく、時短になります。
過去に自分で投入していた頃は、柔軟剤と洗剤を間違って投入したこともあったり、そういうミスもなくなりますね。
・洗浄機能
ドラム式は縦型に比べると劣ると言われていますが、我が家の使い方では違いは実感できません。
泥汚れなどだと違いが出てくるかも知れませんが、少なくとも大人がが普段着ている服やタオルを洗濯するくらいならば、十分です。
・乾燥機能
最初は若干湿っているのか?という感じを抱きましたが、AIが徐々に学習しているのか、最近はあまり気にならなくなりました。
上記しているように、目の細かいネットに入れると確実に生乾きですので、基本的にはネットに入れずに洗濯します。ネットに入れなければ、乾燥も十分でシャツもほとんどシワにならずに仕上がります。
タオルの仕上がりは最高です。ふわふわになります。Tシャツなども繊維がほぐれて、柔らかい肌触りになります。
乾燥もすると、稼働時間が長くなりますが洗濯〜脱水〜乾燥まで全部自動で行うため、所要時間はあまり気になりません。洗濯物が多く複数回回す必要がある場合は、少し注意が必要かもです。
・動作音
ごついガラス扉が付いているシャープのものに比べると、スペック上は劣るようですが、全体を通してかなり静かです。
扉を一枚挟むとほとんど動作音は聞こえません。
一番音がするのは脱水ですが、確かに洗濯機全体が左右に揺れ、それによる動作音は発生しますが、周囲にぶつかる物などがなければかなり静かに回っています。夜に使用するのも全く問題なさそうです。
・操作性
液晶タッチパネルではなく、ボタン式です。
物理ボタンは電源とスタートボタンなどの一部であとはタッチセンサー式のボタンとなります。
表示は従来の数字だけが表示される簡単なモニターのみ。少しわかりづらいかもですね。
タッチセンサー式のボタンは軽く手を置いてだけで反応するため、少し使いずらいです。
感圧センサーも導入してほしかった。。。
・日頃のお手入れ
乾燥を使用した場合、毎回の埃を除去する掃除が必要です。
乾燥機は全てこれが必要になりますが、思いの他、多量の埃が発生するようです。
埃掃除が結構手間ですね。
埃をキャッチするフィルターはもちろんですが、ドラム内部の扉部分とパッキン部分に多く埃が付着します。
洗濯物を取り出す前に軽く取り除かないと、洗濯物に埃が付着することもあります。
洗濯時の糸くずとりは縦型よりも構造がシンプルになっています。あまり糸くずが取れないので、回収できてるのか疑問ですが。。。
使用後に手動洗剤投入部分が結露します。
恐らく、構造上繋がっているため、乾燥時の水蒸気が上がってきて水滴がつくのかも知れないですね。
毎回開けて、乾燥させています。
手入れの仕方
ドラム部分の埃が付きやすい場所
糸くず取り
手動洗剤投入口
【まとめ】
日立のドラム式洗濯乾燥機BD-NX120Fについて使用感をレビューしていきました。
巷で言われている下水臭などの不具合に関しては、適切な対応をすることで解消できて、問題なく使用できています。
やっぱり全自動は楽!!
導入してよかったです。高かったですが導入した価値はありました。
一方で、埃掃除が少し面倒だったり、タッチセンサー式ボタンが使いずらいなど、いくつか気になるポイントも。
ちなみに洗濯コンシェルジュは、、、ほとんど使用していません笑 スマホ連動はあまり必要ないかも。
ただし、動作音も思った以上に静かですし、何より我が家の狭い設置場所にはまるナイスな仕様だったのは助かりました。
総じて、購入したことに満足しています。
そろそろ次期モデルが出てくる頃です。型落ち品でもあまり機能は変わらないとも言われますので、安くなった機種を検討する際にお役に立てれば。
【参考にした情報源】
・日立公式ホームページ
https://kadenfan.hitachi.co.jp/wash/full/
→BD-NX120F
https://kadenfan.hitachi.co.jp/wash/lineup/bd-nx120f/
→据付説明書
https://kadenfan.hitachi.co.jp/support/wash/item/BD-NX120FL/manual.html
・シャチパンさんのYoutube動画。
→詳細まで比較されており、最もまとまっていてわかりやすい。